こじきりんブログ

自分が読んだ漫画や小説のおすすめです。皆さんが本を選ぶ時の参考にして下さい。

ブラック職場をホワイト職場に変えた話 その2

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今回は自分が働いている職場について書いていきます。
元々ブラック企業ならぬ、ブラック職場だった自分の職場を8年間かけて、職場風土を変え、ホワイト職場にしたお話をします。


また無能、ポンコツと言われ続けた自分の評価を、ひっくり返した方法を此処に残します。

少々長くなるかもしれませんがお付き合いください。

 

 

 

 


~承~



 

登場人物紹介

 こじきりん(私)

新入社員、日本人、ちょっとオタク

 

 ジョン(同僚)

新入社員、アメリカとハーフ、オタク、陽キャ、ブレイクダンサー

 

植木さん

課長、スタイリッシュ、車好き(GTーR)

 

 山中(敵)

係長、直属の上司、悪魔、バイクが好き


原口さん(味方)

4歳年上の先輩、優しい、いい人、彼女持ち、会社のホームページに載ってた人

 

榊さん(味方)

4歳年上の先輩、優しい、ONE OK ROCKが好き、変態


國貞さん
山中の腰巾着、ご飯おごってくれる、貧乏ゆすりがすごい

 
夏井さん
適当人間、残業大好き、タバコ大好き、パチンコ大好き

落川さん
イケメン、背が高い、マッチョ、ドS





あらすじ

これは今から8年前、2012年の出来事である。

 

東日本大震災や、リーマンショックにより就職が危ぶまれた時期でもある。


当時私こと、【こじきりん】は18歳で工業高校を卒業し、従業員数1万にを超えるとある大企業に就職した。


そこで待っていたのは、社会人の厳しい現実だった

 



業務説明


職場の事を話す上で、簡単にどんな仕事をしているのか説明しておきます。


①評価用試作品の用意
②評価設備の確保
③仕様調査
④評価項目作成
⑤評価実施
⑥評価結果解析

この中で新人の自分が担当する仕事は②と⑤と⑥でした。


1年目の自分に与えられた仕事は3つです

⑴先輩の指示に従い、リストアップされた設備を集める
⑵先輩の評価、測定の補佐
⑶取得したデータの解析


1つずつ説明していきます。

⑴先輩の指示に従い、リストアップされた設備を集める

評価や事前準備に設備が必要なので、先輩が指示した設備のQRコードを通して、設備の貸出日と返却予定日をデータベースに登録し、先輩に渡すという仕事です。

工業高校を卒業しましたが、いままで見たことのない設備ばかりでした。しかし割と記憶力が良い方で、すぐに覚えることが出来たので、この業務は 苦ではありませんでした。



⑵先輩の評価、測定の補佐

評価実施時には、操作タイミングが100ms以内を狙う状況や、計測開始、計測終了の補佐が必要でした。評価がしやすいようにタイミングを計ったり、現在どれだけ波形が取れたか教えたり、いまの時間を教えたり、基本的には評価者の補佐です。

何をどう補佐すればいいのかは最初分からなくて、先輩にこれして、あれして、今何時?今どんだけ評価終わった?と聞かれた事をメモしておいて、次の評価の時には、出来るだけ聞かれた事を先読みして、伝えるようにしました。しかし100ms以内を狙う状況の時、波形の見方が分からないと取れているのか判断が出来ないので、難易度は高かったです。


⑶取得したデータの解析

これが一番難易度が高かったです。
取得したデータは、意図したタイミングが狙えているかどうか、英語で書かれた仕様書を読み解き、その仕様と合致しているかどうか、ユーザーとして違和感がないかどうかを確認する仕事です。

まず英語を読み解くことが難易度が高いです。さらに取得できているか確認するために、信号の意味をすべて理解してする必要があります。ここから更に難易度が上がり、仕様書通りでもユーザーとして異常に感じるのであれば、上司に連絡する必要があります。




別れ


最初の3か月は原口さんと一緒に仕事をしました。
自分も社会人1年目で、ミスが多く、たくさんの迷惑を掛けました。


180秒のデータを記録したはずなのに、設定を誤って4秒でしか取得できていなかったり、バッテリー端子を外すのを忘れて車の充電がなくなったり、様々なミスを犯しました。

そんな自分に、最初はそんなもんだよ、俺も確認してなかったね、対策考えよっか、一緒にチェックようかと、優しいながらも、ただの凡ミスはよくないから気を付けてねと、注意すべきところは注意してくれる、素晴らしい先輩でした。


4年目にして担当業務のリーダーと、後輩指導と、通常業務をこなしており、周囲の上司や同僚、後輩からも慕われており、次期リーダー候補ともいわれていました。


4月から原口さんと一緒に仕事をしてきて、自分もやれることが増えたので、残業が許可されるようになってきました。


月に平均40時間の残業です。


基本的には原口さんからの依頼をこなしていました。
原口さんの依頼がない時には榊さんが自分に仕事を割り振ってくれました。




原口さんも榊さんも依頼をこなす度に絶対「ありがとう」と言ってくれました。

そんな先輩達を助けたいと思い必死に仕事をこなしていたある日のことです。










原口さんが会社に来なくなりました。









仲のいい同僚だった榊さんに聞いてみました。


こじきりん「榊さん、ちょっといいですか」ヒソヒソ

榊さん「ん?なに?」ヒソヒソ

こじきりん「原口さん大丈夫ですかね?」ヒソヒソ

榊さん「あ~もう辞めるみたいだよ、、、ストレスで心身共に限界みたい。」

こじきりん「え!???やめるんですか???え????」

榊さん「さすがにやめるだろうね、こじきりん君のいないところで山中さんにずっと怒られてたし、理不尽な事言われてたからね」

こじきりん「そうだったんですか...どんなこと言われてたんですか?」

榊さん「ん~例えば、山中さんの引いた計画が不可能で、終わりませんって言いに行ったら、どう終わらせるか考えるのが仕事って言って無理やりなんとかさせられたり、それでも終わらなくて、終わりませんって言ったら1時間説教タイムだよ。皆のいる前でね。晒し者だよ。」

こじきりん「え、そんなことがあったんですか。。。」

榊さん「原口は優秀だからね、山中さんも凄く厳しく当たるんだよ、山中は優秀な奴にすっげぇ厳しく当たるんだ。」

こじきりん「うわぁ、やばい職場じゃないですか」

榊さん「やばい職場だよ(笑)だからおれも来月移動するから!」

こじきりん「え????」

榊さん「おれも職場来たら胃痛が止まらなくてさ、限界なんだよ...毎月限界ギリギリまで残業しないと、おまえは余裕だなぁって嫌味言われるから」

こじきりん「え、、、そんな、見捨てないでくださいよ」

榊さん「大丈夫だって!また辛かったら話聞いてやるから!」

こじきりん「ほんとなんですね!?うわぁ。。。自分生きていけるかめっちゃ不安です。榊さんも原口さんも居なくなったらどうすればいいんだ。。。」

榊さん「まぁまぁ、とりあえずお別れ会はあるから、その時に色々話すわ、今ここだと山中がめっちゃ気にしてくるからさ」

こじきりん「はい、わかりました。。。」





こうして入社1年目、8月。





自分の尊敬している2人の先輩が職場からいなくなりました。



 

 

VS山中

 原口さんが出社しなくなり、会社を退職することが決定したので、引継ぎ先はもちろん山中になりました。


そうなると必然的に元々一緒に仕事をしていた自分に質問がたくさん来るようになりました。


山中「こじきりん、ちょっと来い」

こじきりん「はい、なんでしょうか?」

山中「データの進捗ってここまで終わっている認識でいいのか?」

こじきりん「いやぁ、、、ちょっとわからないです、、、自分としてはチェックシートに従って、原口さんが今日は何件取得予定というのを聞いて、それを目標に仕事していましたので。」

山中「いやいやいや、ちょっと待てお前」

山中「お前全体像もわからずに評価してたんか、何やってんだ。」

こじきりん「え、っと自分は一応原口さんの指示を基に...」

山中「何言ってんだてめぇ、なんで自分で理解して仕事してねぇんだ。ったく使えねぇなぁ、わかってる?ここは学校じゃないの?わかる?お金もらってるの、言っている意味わかるかなぁ?」

山中「困るんだよなぁ、最近の若い子は責任感ってもんがないよな。学生じゃないんだからさぁ!!!自分でもっと考えようよ!!!!!」

こじきりん「はい、すみません、自分から全体像を把握することはしていませんでした。申し訳ありません」

山中「んじゃあ対策考えて、また日報に張り付けて連絡して」

こじきりん「はい、わかりました」

山中「あとこのデータのまとめ、全部今日中にやっといて、明日使うから、何がどこに何件あって、それが一目でわかるようにしておけよ」

こじきりん「あの、すみません。データの保存先はどこに置けばいいでしょうか?」

山中「そんぐらい自分で考えろよな!!ったく」

こじきりん「すみません、すみません、失礼します。」





山中は原口さんがいなくなった次のターゲットに自分を選びました。





これが地獄の始まりでした。





自分がターゲットになった事がわかった事例があります。


自分とジョンは同じデータの解析をしていた時に、二人とも同じミスをしていました。

自分がミスの報告に行ったときには、1時間説教からの日報に反省文、改善案を記入しろと命令されました。

ジョンが報告に行った時には笑って、しょうがないよ!と言い5分で終わりました。


ジョンはもちろん面白くて陽キャラなので、山中のお気に入りなのでしょう。自分は原口さんの部下で真面目に取り組んできたのが、山中さんから見て気に入らなかったのでしょうか?それとも性格的に怒りやすい部下だったのでしょうか?


理由は今となっては分かりませんが、確実にジョンと自分では差別されていました。



日報の内容が気に食わない、所感が気に食わない、業務内容がなんでこんなに時間がかかっているんだ、お前の説明は分からない、使えない、こんなことも出来ないのか、理解力がないな、やる気あるのか、なんで業務の管理が出来ない、なんでこんなに仕事が出来ない、なぜミスをする?なぜそのミスは起きた?なぜそんな仕事の進め方をする?なぜおまえは質問にこない?なぜおまえはそんなことも自分で考えられない?今忙しいのがわからないのか?俺に聞くんじゃねぇ。


細かいのは忘れてしまいましたが、覚えている限り、毎日このような暴言を受けていました。



一番恐怖だったのが、データ解析結果説明会議です。







解析説明会議


これが1年目で一番の地獄でした。

唐突に山中からデータ解析をしろと依頼がありました。


ジョンも自分も、1度も実施したことがありません。


だれも最初の説明をしてくれないまま、解析業務が始まりました。



困ったジョンと自分は一番年の近い國貞さんに聞くことに。



こじきりん「國貞さんちょっとお時間よろしいでしょうか?」

國貞「ん~なんだった?」

ジョン「この解析やれって言われたんですけど、解析の仕方わかりますか?」

國貞「あ~これね、これはこの仕様書を読んで、その通りに信号が動いていればOKだよ」

ジョン「なるほど!わかりました」

こじきりん「では、仕様書に書いてある1つの信号だけ見ていればいいんですか?」

國貞「いやちがうよ、チェックシートにいっぱい信号書いてあるでしょう?それと仕様書に書いてある信号が全て一致することを確認してくれればいいよ」

ジョン「全部ですか!?!?3000信号くらいありますけど、、、」

國貞「あぁwww大変だねww」

こじきりん「わかりました、、、がんばります」

國貞「まぁがんばってww」

こじきりん「ジョンやばいね、、、」

ジョン「さすがにイかれてんね、いつまでにおわらせるんだろ」

こじきりん「一応聞いてみるか」

ジョン「山中さんに聞きに行くしかないよな。。。」

こじきりん「そうだね。。。いくか。。。」


実はジョンも山中さんの事が苦手だそうです。そりゃそうですよね、同僚や先輩が目の前でめちゃくちゃ怒鳴られてるんですもの。


こじきりん「すみません、山中さん、解析の件で質問があります、お時間よろしいでしょうか?」

山中「あぁん?あぁジョンとこじきりんか、いいよ、なんだった?」

ジョン「解析の期日を設定したくて、いつまでに終わればいいでしょうか?」

山中「おぉそれはいい事に気が付いたな、やるなぁジョン!解析は1か月以内に終わってくれればいいから、9月末で完了させてくれ」

こじきりん、ジョン「わかりました、ありがとうございます」

山中「おぉ!がんばれよ~わからなかったらいつでも質問に答えるからな」



やはりジョンがいると山中は上機嫌みたいです。

ジョン好かれてんなぁ~~~

山中の対応はジョンにお願いしよう、そう心に決めました。



解析業務にあたるのですが、こんな量1か月じゃ絶対終わらん!!!!


しかも仕様書英語で書いてあるし全然わからん!!!


数値めっちゃずれる!!!


まじでわからん!!!


ジョンと自分はわからん、わからんと叫びながら解析業務を行っていきました。

山中からソフトを見て処理を理解しろと言われ、C言語で書かれている事を読み取ろうとしてもC言語全然わからん!!!もうなんだこれ!!!!


説明を山中に聞いても、ジョンには教えてくれるのに自分には忙しいから対応できないといわれました。仕方ないのでジョンに解析を教えてもらいながら、仕事を進めていきました。


1か月半が経過し、何とか全ての解析が終わりそうになったころ。


山中「ジョン、こじきりん、解析終わったら解析説明会議を行うから、会議机とおれのスケジュール押さえておいてくれ」

???

解析説明会議ってなんぞや?

説明だったら解析する前に教えてくれればとちゃうんか????

山中「あぁ内容は、お前らがやった解析結果を報告してくれ、一つ一つなんでOKにしたのか確認していくから」


結果報告会議か!!

それならやってもらった方がもちろんいいな!!自分の判断だけで完了と言っていいのか不安だし!!そう思っていた自分をぶん殴りたいです。




期日になり山中と解析説明会議が始まりました。

そこで待っていたのはなぜなぜ地獄でした。


こじきりん「えっと、会議を始めさせていただきます」

こじきりん「まずは自分が担当した部分の解析結果から話させていただきます」

こじきりん「こことここの値は一致しているのでOKです」

山中「ちょっとまって、なんでここはOKなの?なんの資料を見たの?」

こじきりん「えっ、、、言われた通りの資料をみてセンサーの値を出していたので...」

山中「なんでここの処理見てないの?なんで別の仕様書に書いてあることまで見ないの?」

こじきりん「いや、そこは説明受けてなくて知りませんでした」

山中「なんで聞かないの?なんで疑問に思わないの?意味わからんな」

こじきりん「スミマセン...」

山中「もういいわ、次、解析やり直しな」

こじきりん「ハイ、次に進みます」

こじきりん「この波形はタイミングがずれていて、10ms遅れているので問題です」


山中「なんでこんなことでNOKだしたの?計測周期誤差もわからないの?」

 
こじきりん「周期誤差、、、ですか?」

山中「はぁ、こんなもん常識だろ!!!つーかおまえさ、なんでこれで解析完了だと思っているの?仕事舐めてんの?」

こじきりん「スミマセン、知りませんでした、、、なめてないです」

山中「はぁ、もう駄目だわ、もう一回確認しなおして」

こじきりん「ハイ…」

山中「ったく、ほんとお前はミスばかりだな」

こじきりん「ハイ...ハイ…スミマセン…」

山中「なんだ、俺が虐めてるのか?スミマセンばかりいいやがって、スミマセンじゃなくて行動で示せよ、別に謝罪が聞きたくて言ってるんじゃねぇよ」

こじきりん「はい…」




前回の会議で言われたことを次の会議で修正していくと、また違ういままで教えてくれなかったことを、さも常識かのように説明し、こじきりんは使えないという話の流れに持っていかれました。


こんな会議が10回は続きました。

 


その間も別の案件で毎日1時間はみんなの前怒られていました。

 


 徐々に自分の心が折れてきました。






なんで自分はこんなにできないんだろう


なんでジョンは怒られないのにおれだけ怒られるんだろう


何が当然なんだろう


社会人ってこんなもんなのかな



辛いな



死にたいな



あぁ




車でだれか追突してくれないかな




入院すれば会社行かなくてもいいんだから




怪我して歩けなくなれば部署変わるかな




















それか死んだら楽になるかな…