こじきりんブログ

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【オススメマンガ紹介】adabana-徒花- [あらすじ、感想] 殺人を犯した女子高生、なぜ女子校生は殺してしまったのか?過去を追うミステリー作品

今回はミステリー漫画で今後人気が出ると予想される作品を紹介します。
2020/10/19現在では12話しか出ていませんが、絵の奇麗さ、過去へさかのぼり真相が少しづつ明らかになっていく内容、先の読めない展開が素晴らしい作品です。



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~あらすじ~

舞台は山形県の田舎町。
物語の主人公ミヅキとその家族の平凡な家庭の朝のシーンから始まり、教育熱心で厳しい母親と、そんな母親の相手をしないミヅキの姿が描かれる。
ニュース番組にミヅキの同級生 マコが殺害されたという報道が映る。
何食わぬ顔でいつも通りのように家を出る主人公だった。

警察へ向かい、犯人は自分だと宣言するミヅキ。
ここから事情聴取と言うの名の、回想シーンが始まる。

なぜミヅキは友達であるマコを殺害したのか。

果たしてミヅキは本当にマコを殺害したのか。

ミヅキはどうなってしまうのか。

すこしずつ真相が明らかになっていく事件の真相をあなたは予想できるか?


 

 

~第1話 冒頭~

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口うるさい母と、相手にしない娘 主人公 ミヅキの平凡な朝の会話から物語は始まる。朝からシャワーを浴びる事に文句を言う母親を無視しながら、リビングへ向かうと少し驚いたような顔をするミヅキ。同級生のマコが行方不明になり、切り刻まれた手首だけが見つかったとのニュースが流れてた。

そのニュースを見て嫌味を言う母、その嫌味は更にエスカレートするのだったが、まったく意にも留めない主人公。

何気ない毎日かのように、行ってきますと言い家を出るミヅキだった。




母親の説教や嫌味具合が、絶妙なラインをついている。
これが日常風景である、とわざわざ書かなくても、表情の表現力と、描写で伝えてくるあたりがミステリーマンガとして非常に期待がもてる冒頭になっている。







~第1話 自首~

 

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ミヅキが向かったのは学校ではなく、警察署。
緊張した面持ちでキョロキョロと周りを見渡すミヅキに、優しいそうな婦警さんが話しかける。

事件についてなにかしっているの?と問いかける婦警さんに、ミヅキはこう言い放つ。

「私がやりました」

そして物語は進んでいく。



最初は信じていないような顔をしていた婦警さんだったが、凶器はこれですと、包丁を出すと驚き、慌てふためいた。ミヅキは一切驚かせるつもりはなかった為、警察の指示に従い、取り調べを受けることに。


 



悪意のない表情や、素直に自主をする点から、本当に犯人なのだろうか?と疑ってしまうようなシーン。それともサイコパスのように人を殺すことに躊躇いのない性格なのだろうか?犯人は主人公のミヅキだと宣言をしているのだが、まだまだ真相は分からない。








~第1話 マコ~

 

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 取り調べシーンから過去の回想へ繋がっていく。

マコとミヅキは非常に仲のいい友達だったようだ。
明るく元気な人気者のマコと、大人しい性格であまり友達のいないミヅキ。
しかし二人は親友でした。

マコはミヅキに卒業旅行として遊園地に行こうと誘うのだが、ミヅキの母親は大学受験が控えているからダメと言う。大学受験に合格してから行くと、何とか食い下がっても、浮ついた考えがそもそもダメなんだ、と一向に許可しない母親。

ミヅキは母親に承諾を得ることをあきらめ、自力でお金を稼いで卒業旅行に勝手に行ってしまおうと決意する。




実際にいるような親の姿、そして友達との何気ない会話、旅行を楽しみにする二人、普通の学生の普通の生活のように見えました。

あ~~とにかく母親の態度にイライラする。





~第1話 バイト~

 

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マコが代わりにお金を稼ぐよ、いっぱい仕事してるし、と明るく会話していたのだが、マコは一瞬顔を曇らせる。ミヅキは何事かと思ったが程なくして分かった。

マコのおじさんから、水着で撮影させてくれ、3万出すと言われるのだった。

これか。マコの顔が曇った理由は。

恐怖を感じ、逃げるミヅキだったが捕まってしまう。





第1ヤバイやつが登場しました。
急展開です。
人の好さそうな顔をして性欲モンスターでした。
きもちわるい死んでくれ。そう思いました。





~第1話 強姦~

 

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襲い掛かってくるマコのおじさん。
抵抗するミヅキだったが、ビンタした途端、激昂し殴りかかってくるマコのおじさんになすすべなく、処女喪失の危機に瀕する。

絶望するミヅキを動画に収めながら、レイプしてやると意気込み興奮している、おじさん。

絶体絶命のピンチの中、机の下の包丁を見つける。





レイプの描写が非常に気持ち悪く書かれています。
恐怖と嫌悪を伝えるための、容姿、言動が考えられて描かれている為、みてて非常に不快な気持になりました。
上手いマンガ家ほど、主人公などに共感してしまうものです。








~第1話 そして~

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落ちていた包丁を手に取り、気持ち悪いおじさんの首を引き裂くのだった。
絶命し、モノとなったおじさんと、包丁を持ち茫然とするミヅキ。

そしてマコが帰ってきた時。




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この表情である。
1ページ丸々に描かれたこの表情が何を物語るのか。
今はまだわからない。

殺した事を自覚するミヅキだったが、それを庇うマコ。
2人で考えてこの犯行をなかった事にしようとするのだった。





現時点ではまったくマコを殺す理由が分からない。
強いて言うなら殺した時の恍惚とした表情だが、親友を殺すに値するだろうか?


果たしてなぜマコは殺されたのか?

真犯人は他にいないのか?

徐々に明かされていくのだが、事件の全貌はまだまだ見えない。











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~感想~

まず第一に画力が非常に高い。
限りなくリアルに近づけているのだが、マンガの良さも織り交ぜた絶妙なタッチになっている。そして感情の機微を表情で伝えてくる、表現力の高さも素晴らしい。
まだまだ序盤なので、先が見えない事はあたりまえだが、12話読んだ時点で、真犯人がいるのではないか?と怪しい人物が少しずつ増えてくる。過去の回想ばかりではなく、現在の時間軸で捜査が進む描写もあり、徐々に真相に近づいていく。

作者のミステリー作品に対するこだわりが感じ取られる物語の進み方。
ストーリーの展開的に10巻以内で終わると予想される。

完結したら、ドラマ化か映画化されるだろう。

ミステリー好きだったら絶対に読むべき作品です。